なぜ、毎年保険料が変わるのですか?

  • 自動車保険

主に、次のような要素で保険料を決めているため、保険料が変動します。

1.保険事故実績や物価水準などを反映した保険料率

保険料率は、保険事故の実績に基づく調整等のため、随時見直しを行っています。
直近では、物価上昇によりお車の修理にかかる部品代や工賃が高騰したことや、コロナ禍が明け、交通量が増加したことに伴う事故の増加から、保険金の支払額が増加傾向にあります。このような状況を踏まえ、将来の確実な保険金支払い等に備えるために、全体的な保険料の水準について、引上げ見直しを行っている状況にあります。
また、全体的な保険料水準の見直し以外にも、保険料を決定する区分(記名被保険者年齢、地域、免許の色、お車の型式など)ごとに保険事故の実績に基づいて、随時見直しを行っています。

例えば、特定の記名被保険者年齢の方々の事故が増加した場合、その年齢区分の保険料を引き上げ調整するなどしています。

ぜひ、以下2.から6.の内容も参考にしてください。

  • 損害率の動向等に応じて保険料の見直しを随時行っており、保険料は予告なく変更となる場合があります。
車

2.記名被保険者の年齢

以下の全ての条件を満たす場合には、保険始期日時点の記名被保険者の年齢によって保険料を算出しています。
そのため、記名被保険者の年齢によって保険料が上がることがあります。

使用目的 運転者年齢条件
通勤・通学使用、日常・レジャー使用 「21歳以上補償」、「26歳以上補償」または「35歳以上補償」

3.ご契約のお車の年間走行距離区分

申込日時点から過去1年間のご契約のお車の走行距離実績によって保険料を細分化しています。次の8つの距離区分に応じて、保険料を算出しています。

  • 新たにお申し込みいただくご契約の等級が6(S)等級、7(S)等級の場合、今後1年間の予想年間走行距離によって保険料を算出しています。
  • 3,000km以下
  • 3,000km超5,000km以下
  • 5,000km超7,000km以下
  • 7,000km超10,000km以下
  • 10,000km超12,000km以下
  • 12,000km超15,000km以下
  • 15,000km超20,000km以下
  • 20,000km超
年間走行距離区分

4.始期日時点における記名被保険者の運転免許証の色

始期日時点における記名被保険者の運転免許証の色に応じて、保険料を算出しています。

  • ゴールド(ゴールド免許割引)
  • ブルー・グリーン
運転免許証

5.地域区分(ご契約のお車の登録地)

ご契約のお車の登録番号(ナンバープレート)の運輸支局名によって保険料を細分化しています。次の7つの地域区分に応じて、保険料を算出しています。

  • 北海道
  • 東北
  • 関東・甲信越
  • 東海・北陸
  • 近畿・中国
  • 四国
  • 九州・沖縄
地域区分

6.お車の型式の料率クラス

ご契約のお車の用途・車種が自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車の場合は、車検証に記載されている型式によって「1」「2」「3」等のクラスを定めています。

用途・車種
自家用普通乗用車、自家用小型乗用車 自家用軽四輪乗用車 左記以外
1〜17までの17クラス 1〜7までの7クラス(注) 料率クラス適用外

料率クラスは日本で唯一の料率算出団体であり、損害保険会社各社が加入している「損害保険料率算出機構」が型式ごとの事故発生状況等に基づいて算出したもので、これにしたがって、当社では保険料を合理的かつ公平に算出しております。
なお、料率クラスは、毎年見直しを行っておりますので、適用される料率クラスが変更となることで、保険料が増減します。

料率クラス
  • 保険始期日が2024年12月31日以前のご契約の場合、自家用軽四輪乗用車の料率クラスは1〜3までの3クラスで設定されます。

7.割引の適用その1:インターネット契約割引の割引金額が変わった

インターネット契約割引は初回ご契約時と、2年目、3年目以降のご契約時ではそれぞれ割引額が異なります。また、割引前の保険料によって適用となる割引額も異なります。詳しい割引額についてはこちらをご確認ください。

8.割引の適用その2:各種割引制度が適用外となった

以下の各種割引についてはそれぞれ適用条件があるため、割引の適用対象外となった場合、保険料が上がることがあります。
  • 初度登録年月から始期年月までの経過期間が25カ月超となる場合は保険料の割引率が変わるため、割引の適用期間中であっても保険料が上がるケースがございます。

9.ノンフリート等級

ノンフリート等級には1等級から20等級までの等級区分があります。等級ごとに割増引率が設定されており、基本的には等級が進行していくごとに割引率も高くなっていきます。
ただし、前契約の保険期間中に保険金請求事故があった場合、ノンフリート等級と事故有係数適用期間(注)が変化するため、翌年適用されるノンフリート等級・事故有係数適用期間によって保険料が上がることがあります(事故の扱いは損害保険各社により異なる場合があります)。

  • ノンフリート等級制度における等級別の「無事故」/「事故有」の割増引率のうち「事故有」の割増引率を適用する期間(始期日時点における残り年数)のことをいいます。

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